15年ぶりの歌声 ONE OK ROCKのLIVEに初めて参加して。

ONE OK ROCKのボーカル Takaを初めて見たのは2002年だった。

 

当時、学業はそこそこに、楽しいことばかりに吸い寄せられるように選んだバイトは
エンタメ極まる空間であるコンサート・LIVEのスタッフ。
 

時給は安くても構わない。
楽しさファーストで選んだお仕事だ。 
 
 

洋楽邦楽問わず、大御所からルーキーまで
様々なLIVEイベントの第一線で
しっかり仕事はこなしつつも、
 
五感すべてで彼らのありとあらゆるパフォーマンスを堪能し、
感じ取り、 
めちゃめちゃ吸収させていただいた。

 
 
 
2002年の暮れ頃に、ジャニーズが勢ぞろいする
コンサートイベントが東京ドームで開催された。
毎年の風物詩だ。
 
そこで、Takaの歌声を初めて聴いた。
父・森進一さんの曲だった。
 
 
恐ろしく若いのに、ただただ上手い歌唱力と
”通る”歌声だったのが 
ものすごく印象的だった。
  

ほどなくして、彼は新たなボーイズグループの一員として 
華々しいデビューを飾り、
 
気づいたらいなくなっていた。
 
 
かなり早い段階での脱退と記憶している。
 
 
 
メインメンバーではなかったのは知っていた。
でも、あんなに歌が上手いのに普通外すかい?? 
人気が出なかった???
アイドルじゃなくてアーティストになるのかも?
 
 
 
色々と思うことはあったが、
素行不良が原因で辞めた”らしい”という
そんな噂話だけ耳に入れつつ
  
でもまたどこかで聴きたい歌声だなーと思っていた。
 
 
 
 

10年前の2007年、1組のRockBandがメジャーデビューした。
 
 
CDの売れ行き以上に、LIVEの熱狂ぶりで人気に火がついた。
 
 
若々しさと荒々しさと棘棘しさ
憎しみ、怒り、悲しみ
見えない何かに抵抗し、もがいているような
超攻撃型のパフォーマンス
そんな印象を受けた。
  
 
 
アイドル時代、あるいは幼少期から、
相当辛い思いをしたんだなということが十二分に伝わってくる歌詞内容の楽曲が多い。 
  

正直、歌詞も歌声も好きになれなかった。
いま自分が聴きたいバンドではないかな
そんな風に感じた。
 
 
2011年頃
彼らの楽曲『C.h.a.o.s.m.y.t.h』のPV映像に見入った。
これまでの苦労や喜びを共にしたBandの軌跡、
仲間の友情・絆の強さにただならぬ美しさを感じた。
  

すっかり魅了された。聴き惚れた。
 
 
 
それから彼らの楽曲を過去の作品も含め、PVも同時に聴くようになった。
 
2012年に公開された実写映画『るろうに剣心』への提供作品
 
『The Beginning』で
 
彼らの存在感は一気に高まり、多くのファンを獲得したように思う。
 
 
 
 
時は流れて2017年4月
 
ONE OK ROCKはメジャーデビュー10周年を迎えていた。
 
 

 
この数年間で彼らはRock Bandとしてあっという間に駆け上がり、

ヨーロッパやアメリカ、アジア諸国などなど、
文字通り世界中で八面六臂の活躍を見せている。

おそらく今現在
日本人Rock BandとしてNo.1の勢いと、知名度・人気を誇るのではないだろうか。
  

先日は幕張メッセイベントホール9~11にて
彼らのワンマンライブ。
  
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今回のツアーは基本対バン形式というか、大物ゲストがいたが
幕張メッセだけはワンマンでのLIVEとなった。
 
  
彼はパフォーマンスの間も、そしてMCでもこう繰り返した。 
 

他の誰かになろうとするな。
   
 


自分にいつでも素直なRock Bandでありたいと思っています。  

僕らはステージを降りればただの人間です。
 
シンプルに、普通でありたい。
 
僕らは自分たちの夢を叶えるために
 
一生懸命音楽を、ROCKをやっています。
 
だからこそステージでは自分たちの最高のパフォーマンスをすることができます。
 
 
僕たちはアイドルでもなければボーイズグループでもありません。
 
ステージの上でのみ、自分たちの最高のパフォーマンスが出来ます。
 
誤解を生む発言かもしれません。
 
いまはわからなくてもいいと思っています。
 
いつかわかる時が来ると信じて、このバンドを続けていきます。
 
ONE OK ROCKがいないと生きていけないとか
そんな悲しいことを絶対に口にしないでください。
 
 
 
僕らにすがらないでください。
僕らにどうか夢を見ないでください。
皆さんには皆さんの夢があるんです。
自分たちの夢は、自分たちで叶えていくんです。
それが生きているということです。
だから僕らも今日、このステージの上で、生きています。
 
 
僕らも夢を追いかけつつ、地に足をつけて生きていけたらいいなと思っています。
 
とってもわがままなRock Bandかもしれませんけど、皆さんのことが好きだからこそ
中途半端なことは言えないし、できません。
 
 
これから先も、共に戦いながら、よろしくおねがいします。
  
 
 
 
 
。。。
 
 
MCを聴いていて感じたことは
自分達の力を誰よりも信じつつ、現実も見つつ、
夢を叶えるために走り続けているバンドなのだなということ。
  

ONE OK ROCKのヴォーカリストとして
 
噴き出さんばかりの圧倒的なエネルギーの解放と 
 
メンバーそれぞれギター、ベース、ドラムとしての魂の演奏と
楽曲ごとに見事なまでに融合・シンクロした照明と映像とのかけあわせに 
 
全身の血液が沸騰していくような感覚を覚えた。
  
 

ファンとの一体感も素晴らしかった。
  

オールスタンディングの会場ならではで、
 
モッシュ&ダイブは当たり前。
Takaの合図で全員一斉にかがんでからのジャンプや、
左右に分かれて怪我する勢いでのぶつかり合いも彼らのLIVEの味わい深い恒例シーンなのだろう。 
 
 

かたや、バラードでのTakaのかなり長い溜め・沈黙のシーンでは、 
 
誰一人奇声を発することなく、パフォーマンスを誰もが見守れる空気の読みっぷり。
 
 
インスパイアされるには十分すぎる時間空間だった。
目で耳で肌で全身で心で、堪能させていただいた。
 
 
2002年の学生時代から社会に出ての数年、
本業の傍ら、計10年近くLIVEでのスタッフ(バイトね。)をやらせていただいて 
大御所からルーキーまで本当に多くのアーティストのLIVEに接したが、
 
 
恐らく日本屈指の実力なのはもちろんのこと、
 
世界有数のヴォーカリストとしての歌声、強靭な喉の持ち主で、
バンドとしての仲の良さ、絆の深さなのではないかと感じた。
  
 

命をかけてBandをやり続けているという言葉に嘘は微塵も感じなかったし
何よりもそのパフォーマンスが証明していた。 
 
  
本人も言っていたが、
 
これから10年先の20周年の時に 
どんなRockBandになっているのか
本当に楽しみだし、
 
  
10年後の自分も
今よりも相当な成長を遂げていたいなと
 
 
心からねがいつつ、誓いつつ
今日も超健康に1日1日を 
 
丁寧に
 
全力で 
 
生き尽くしていこうと思う。
 
 
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長文お読みいただきありがとうございました。


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